NUKABEインチアップブレーキキットは、
ただ大きくしただけではありません!

1. NUKABE EVO用インチアップブレーキキットの内容

  インチアップブレーキキットは、下記の製品で構成されています。

 ・ブレーキキャリパー(フロント、リア)
 ・ブレーキローター(フロント)φ355 (標準サイズφ320)
 ・ブレーキローター(リヤ)φ338 (標準サイズφ300)
 ・オーバーサイズ対応メッシュホース(フロント、リア)

  
2.インチアップブレーキキャリパー 3.インチアップブレーキローター
 ブレーキキャリパーは車体側の取付部との間に
アダプター(下駄)を介さずにダイレクトにボルトオン。
完全一体構造で構成されています。
 インチアップブレーキローターはスポーツローターを
 更に進化させステップドインナーハット断面採用。

  インナーハット形状は熱による変形量が少なくノックバックや、ジャダーが発生しにくいのが
 特徴の形状ですが、冷却性に課題が多い形状でもあります。

 温度上昇による変形が少ないが冷却しにくい → 温度が上がってしまい、結果熱変形してしまう・・

 各課題をきちんと解決しないとこのような問題が発生し、ローターには厳しい状況になってしまうのです。

  弊社のオーバーサイズブレーキローターはブレーキローターが大径化したことで、ローター内側からの
 冷却風を効率よく積極的に取り入れることの出来る形状になっています。
 この構造により、従来からの課題であった冷却不足による熱変形の問題を解決しています。
 冷却が積極的にでき、熱変形の少ないインナーハット構造を採用したことで、ノックバックやジャダー等の
 不具合が発生しにくい製品です。


  また、弊社のインチアップローターは、ワンピース構造を採用しています。
 もちろん、これにもきちんとした理由があります。
 通常、2ピース構造のローターは、中心部分がアルミ合金、摩擦面は鉄鋳物を使用しています。
 この2種類の金属は、結構仲が悪いんです。

 仲が悪い?何の事やら?という感じかと思いますが、この組合せは下記の様な不具合が発生するんです。
 
 1) 熱膨張係数(温度が上がったときにどの位大きくなるか)が違う。
    →熱膨張係数が違うと、温度が上昇したときにかじりや、ボルト類の緩み等が発生します。

 2) イオン化傾向の違いによる電食の発生。
    →イオンと聞くだけで耳を塞いでしまう方も多いかと思いますが、簡単に言うと、この2種類の金属が
      直接触れた状態で置いておくと、非常にサビが発生しやすくなり、すぐグズグズになってしまいます。
      この現象を避けるために特殊な表面処理(薄い膜を表面に付ける)が必要になります。
      表面処理をしていても、使用中に個々が接するので、だんだん削れてなくなってしまいます。
      表面処理がなくなってしまうと・・・

 3) ボルト結合による管理の複雑化と、重量増加
    →現時点では、温度が300℃をかるーく超える状況に於いて、ネジの緩みを防ぐ方法は非常に特殊用途
     以外ほとんどありません。(スペースシャトルとか軍事産業ではあるかと思いますが・・)
     何が言いたいかといいますと、2ピースローターの結合ネジの管理がとても重要になってくるという事です。
     車両の振動に加え、熱の問題、電食による腐食・・・ちょっと挙げただけでかなり厳しい環境に
     あるのがお分かりいただけるかと思います。
     毎日の様に使用する車に、ブレーキローターのボルト管理までするのはかなりの労力が必要です。
     また、ボルトナットだって立派な部品のひとつです。彼らだって重さを持っているんですよ。
     せっかく、センター部分をアルミにして軽くしたって、結合ボルト等が必要になってくると・・・?
     
 上記の様な不具合を加味し、十分な検討やテストをした結果、弊社のインチアップブレーキローターは、
 ワンピース構造としました。
 今後特殊な使用状況の車両等には2ピース構造のローターを提供していこうかと考えておりますが、
 通常使用がメインのユーザ向けには、こちらのワンピース構造をお勧めします。



4.NUKABEインチアップブレーキホース

   NUKABEインチアップブレーキ用に専用ホースを設定しました。NUKABEインチアップブレーキキャリパー、
  ローターと相まって素晴らしいブレーキ性能を発揮します。
  ホースは、F1でも使用されている、GoodRige製を使用しています。
  中間ブラケットも純正クリップを使用して固定できる仕様になっています。(タイラップ等で固定は必要ナシ!)


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